環境問題は、少し考えてみると全て科学から生まれていることがわかります。人間が便利な生活を過剰に求めた結果の副作用だといえるでしょう。何も、科学技術そのものが悪いといっているのではありません。科学が発達したことにより、昔では死ぬはずの病気も克服されましたし、移動、輸送も非常に楽になりました。しかし、そういった科学技術から生まれたある一つの環境問題を解決するために、さらなる科学技術の発展を期待するべきではない、と思います。
なぜなら、ある環境問題をクリアした技術が、将来に別の環境問題を発生させることも十分にありえるからです。冷静に考えてみるとわかりますが、こういった解決方法は、原因に目を向けずに、食べすぎで太った人間が、ダイエットのために薬や外科手術による脂肪吸引を行っている姿とダブってしまいます。これも、「太ってしまった」という問題をクリアするための一つの手段といえなくもありません。しかし、「食べる」という原因に目を向けずに、別の技術で痩せるのは、いずれ無理がでてくるでしょう。環境問題に関しても、似たようなことがいえるでしょう。
ダイエットであれば「食べる量を減らす」ように、環境問題では「皆ができることをやる」のが一番大切だと思います。地球温暖化対策であれば、近い距離は車を使用せず歩く、とか、電気などを節約する、などといったことです。もちろん、太りすぎて、死にそうだ、という一刻の猶予もないのであれば、「手術」といった科学技術にたよる必要があるでしょう。同じように、実際に目前に迫っている環境問題をクリアするためには科学技術に頼らざるをえないかもしれません。しかし、まず、「原因に目を向ける」という原則ありきなのだ、ということを忘れないで下さい。で、なければ、今日の環境問題を生き延びた人類は将来の環境問題で転ぶ(そのときは全滅?)のです。このサイトを読んでいるあなたには、それは、個人個人にかかっており、小さな事からで構わない、できることをやるのが大切なんだ、という事を覚えておいてほしいと思います。
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