まず、関連各国の足並みをそろえるのが難しい、ということが一つ、挙げられるでしょう。関連する国が一致しなければ、その問題を解決することができないにも関わらず、その国が多ければ多いほど、それぞれの利害が対立したり、地理的、歴史的、宗教的な背景から足並みをそろえることも難しくなる、というわけです。地球温暖化のような全地球規模にまたがる重大な問題では、それに関わる国とは「全世界の国々」となり、より一層足並みをそろえることが難しくなるわけです。また、「先進国が今まで汚してきた地球なのに、途上国である我々が今生きるために森林を伐採するのは良くない、などと言うのはおかしい、ここまで地球環境がひどくなったのは、先進国のせいじゃないか」といった、先進国と途上国との認識の違いなどもあり、問題はさらに複雑になっています。
自然のバランスは非常に微妙です。地球の環境に何がどういった影響を与えるのか、ということを予測するのが困難だ、というのも一つ挙げられます。例えば、フロンガスがオゾン層を破壊することは有名ですが、開発当初は「夢の物質」といわれるほど、人体に悪影響を与えない素晴らしい物質だったのです。ある時点では安全である、とされている物質も、その後の研究で実は非常に有害だ、ということが判明することも多くあります。
さらに、人々が環境問題を切実なものとして捕らえていない、ということも理由の一つでしょう。であれば、快適な生活を捨ててまで、明日の地球から環境問題をなくすために、行動しないのは当たり前です。実際に、あなたにはエアコンの使用を止めることができるでしょうか?二酸化炭素の排出を抑えるために、明日からマイカー通勤をやめることは可能でしょうか?人類の生活を限りなく便利なものとしてくれる、これら科学技術の恩恵を受けるためには、多少地球の環境が悪くなるのは仕方のないことだ、と思う人がたくさんいるのも事実です。明日から原始人のような生活に戻ろう、などと言うつもりはありませんが、このサイトを御覧になって頂いているあなたには、少しでも良いですから環境保護のために、毎日の小さな積み重ねをしていただければ、と思っています。
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