近年 、地球大気温度の上昇が問題となっています。「地球温暖化」という言葉を聞かない日はないほどまでにポピュラーなものとなっています。しかし、大部分の人は事の重大さに気づいていません。「暖かくなって、海水面が上昇するんだろう?」くらいのもので、冬が嫌いな人にとってはむしろ、受け入れ可能な世界だ、とでもいわんばかりです。事実、海面が仮に数メートル上昇したとしても、現在の土木技術を駆使すれば、堤防を築くなど、対策は可能だといえるでしょう。また、温度が数度上がるくらいであれば、環境の変化は大きいでしょうが、人類は適応可能だとも予測できます。しかし、実は温暖化とは、そんなに単純な問題ではなく、もっともっと複雑な問題なのです。
地球温暖化とは、まさにその名のとおり地球が暖かくなることです。現在、大きな環境問題として、各国政府が対応に追われています。たとえば、あなたは「ツバル」といった国の名前を聞いたことがあるでしょうか?また後で詳しくご紹介しますが、この国は太平洋の島国であり、海抜が最高でも5メートルという小さな島です。地球温暖化による海面上昇で、人が住めなくなるのでは、と言われています。ここには約一万人もの人が住んでおり、彼らはすでに環境難民となりつつあります。
地球の気温は、約15度に保たれています。まず、太陽から届いた光が地表を暖め、熱を放出します。その後、大気中に含まれるCO2などの温室効果ガスに吸収され、このガスがさらに地表をあたためる、という仕組みになっています。わかりやすく説明すると、丁度温室のような原理で地球は暖められている、ということです。ここからわかるのは、二酸化炭素のような温室効果ガスが増加すれば、それだけ地球の温度は暖かくなる、ということです。車の排気ガスや、工業化による、このCO2(二酸化炭素)の排出量増加が、もっとも地球温暖化の原因になっているものだ、といわれているのです。
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